2009年01月4日
国立科学博物館に行ってきました
風華★親爺さんのブログ「甲斐犬徒然日記 Ⅱ 」で、国立科学博物館にハチ公やジロー(南極探検隊の生き残りとして有名なあのタロー&ジローのジローです)の剥製と並んで、甲斐犬も展示されているという情報を得ました。
私のお休みもあと1日。本当は今日は、家中の掃除でもしようかなと思っていたのですが。
掃除なんかいつでもできるよね(しないくせに・・・)。でも、お休みは今日1日しかないんだよ!?
と自分に言い訳しつつ。
相方ぱんだくんは帰省中のため、今日までいません。
ひとりの気楽さ。思い立ったが吉日…いや吉時♪てな感じでしょうか。朝から慌てて身支度をすませ、家を飛び出してみたのでした。
よくわからないままに列に並んだら特別展(&常設展)のチケットを買ってしまい、「もやしもん」のファンの皆様とともに延々と菌類の展示を見ることになった(笑)なんてトラブルもありましたが。
ひとり歩きの気楽さは、こういう失敗があっても誰にも迷惑がかかんないってことですかね。へへ。
菌類の展示も、なんだかちょこっと面白かったし(負け惜しみ?)
問題の剥製は、「日本館」という展示館内にありました。
上段右が、樺太犬のジローさん。人の手を離れ、約一年もの間、氷の国で生き延びただけあって、さすがにものすごい毛並みです。風華★親爺さんもおっしゃってましたが、いやほんと、まさに「熊」ですね。
手前が秋田犬のハチさん。渋谷で上野博士の帰りを待ちわびたというあの高名なわんこさんです。現在よく見る秋田とは、かなり異なる風貌です。この角度からだとちょっとわかりにくいのですが、左耳がやや折れ曲がっているところも、ちゃんと再現されておりました。
そして上段左が甲斐犬さん。特に名前も逸話もありませんが、天然記念物の犬種ということで(?)展示されているようです。
これは、上の剥製の傍に置かれたパネル。
天然記念物として登録されている日本犬6犬種が記載されています。
このパネルの秋田犬は、現在よく見かけるタイプですよね。ハチ公の時代から現在まで一世紀弱の間に、何がどうしてどうなって、ここまでの風貌の差異が発生したのでしょうか。同じ犬種とは思えませ~ん。
それはともかく。人とイヌとの暮らしは、約2万年にもおよぶそうです。そんなに長い間、友達だったのね。。。
と思ったら。
イヌは、食用としても利用されていたんだとか(汗)。
イヌを食べる習慣が、(戦時中以外の)日本にもあったのですね。
縄文時代の生活の様子が、箱庭のような形で再現されていました。
大きな魚をとって帰ってきたお父さんと、喜ぶ子供、そしてごちそうを待ちわびるイヌ。
こちらは弥生時代です。やはり子供とイヌが、仲良くよりそっています。
弥生犬は、縄文犬よりもやや大きめだったとか。
そして、この頃からイヌを食用とする文化が始まったそうです。
これも弥生時代の模型。ご飯を炊くお母さん、イヌと遊ぶ子供。そこへ農作業を終えたお父さんが帰ってきて…というシチュエーションです。
こちらはミニチュアではなく、ほぼ実物大の人形です。これがまた、とてもよくできていて、本当の人間みたいでした。肌の質感といい、表情といい…。役者さんが弥生人の扮装をしてガラスケースに入っているのかと(笑)
ケースのあちら側をホンモノの人間が歩いていて、一瞬、背景と展示の区別がつかず、びっくりしました。
さて。今回の科博行きの一番の目的はというと!!
風華★親爺さんのブログで拝見した、ハチ公のフィギュア。上の写真のハチ公の剥製がそのままフィギュアになったやつ。お写真拝見すると、結構かわいかったんです。
欲しい欲しい、これほしー!
が、しかし。
このフィギュア、お金を出せば買えるというものではなく。
なんと、ガチャガチャ形式。しかも、1回300Yen。う~~~む。
中身は9種類。どれが出てくるかわかりません。
ハチ公フィギュア以外に、上の写真の「縄文人と縄文犬」のフィギュアもありました。これもいいなぁ。どっちか出せないかなぁ。
というわけで、運試し。
まず1回目。ガチャガチャぽんっ
か・かはく・・・orz
科博・日本館のフィギュア。。。
うわ。いらねー。
なんでだー。普通入れないよね、ガチャガチャに。科博の建物。くぅ(涙)
よし。気を取り直して、もう一回。
ガチャガチャぽんっ
さすがに900円をつぎ込む勇気も気力も財力もないため、ここで諦めました。がっくり。
今年早々の運試し、空振りに終わりました。
風華★親爺さん、その強運を、少し分けてください・・・
なんだかんだいいながら、けっこう楽しいおでかけでした。
友達とワイワイ…もいいけれど、たまには一人でふらっとでかけてみるのも面白いですね。
仕事を辞めたアカツキには、こんなおでかけも増えるのかなぁ。。。と夢をふくらませる私でした(いいから家事をきちんとやれ)。
(おまけ)
その昔(って、いつだ?)日本海ができたばかりの頃。
日本にはこんな生物もいたそうです。
パレオパラドキシア。なんだかユーモラスなかわいい顔をしています。
あんまりかわいかったので、 犬とは全然関係ないけど載せちゃおうっと。
で、こちらが骨格標本。
けっこう大きかったです。印象としては、カリフォルニアアシカくらい?
日本の沿岸にこんなものがいたなんて、ちょっとオドロキでした。
※ちなみに、帰ってからちゃんと家中に掃除機かけましたよ。えっへん。
拭き掃除は、汚れが目立つとこしかやってないけどぉ(だめじゃん)。
Filed by ねこた at 7:30 pm under 予習復習!?
14 Comments
うわ~ もう行ったんですか。 凄い行動力ですね(爆)
博物館は子供時代の純真な心、濁りの無い感性が取り戻せるんで結構、楽しめたのでは?
フィギュア残念でしたね。 アレは気合で出すのですよ フフフ
それにしても科学博物館のフィギュア・・・ すっ 素敵です(汗)
菌 見た?(・∀・)ニヤニヤ
キノコだらけで キノコ汁とか
食いたくならなかったー?(笑)
>風華★親爺さま
ふっふっふ。
だーって、お休みは今日までですから! なにかするなら、今日しかないなって。
それに、実はうちから上野までって割と近いんですよ。通勤で毎日通過してるんです、上野♪
博物館、面白いですよね。私もけっこう好きです。
実は今回、体力&時間の持ち合わせ(笑)がなくて、ちょっと急ぎ足になってしまい。あんまりゆっくりできなかったんです。菌類にも時間とられちゃいましたしね(^^;)
他の展示も、もうちょっとじっくり見たかった気がします。これは次回のお楽しみ、ですね。
フィギュア…やはり気合いが足りなかったのでしょうか。残念です。
次回は気合い入れて、ハチ公ゲットします!!
>えるぞおさま
おお。えるぞおも行ったんだっけね、菌類の展示。
あれさぁ、けっこう面白いとは思うんだけど。
「もやしもん」のファンらしき人たちで、なんだか雰囲気がおかしいというか。「もやしもんなんか知るか」の立場から見ると、非常に居心地悪い感じで、ちょっといたたまれませんでした。
「もやしもん」の作者がしょっちゅう訪れては、展示台のあちこちに、もやしもんのイラストを描き入れているようで。それを探して写真に撮るのが、ファンの間でのお約束だったらしい。もう、邪魔邪魔(--;
きのこ汁はねぇ。実はあんまり好きじゃないので、食いたくはならなかった(笑)
好きじゃないっていうか…。私の中では「きのこ汁」といえば「なめこ汁」だったりするのだ。そしてなめこにはオソロシイ思い出があるので、一生食わないと決めているのでした。はっはっは
あけましておめでとうございます♪
昨年は、甲斐犬関連イベントでいっぱい御一緒できて嬉しかったです。
今年もよろしくお願いいたします♪
国立科学博物館の甲斐犬は『甲斐黒号』です。
甲斐犬愛護会のホームページトップの写真も『甲斐黒号』です。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kaikenaigo/
実は、うちの甲斐(魔切虎梅姫)のご先祖さま(血統書2枚分)なんですよ♪ってちょっと嬉しいです。
>Suzukaさま
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします♪
今年もまた、あちこちでお目にかかれますように。
科学博物館の甲斐犬さんは、甲斐黒号というのですね。
「甲斐黒号」で検索して、いろんなページを見てまいりました。あ、Suzukaさんのページにも行き着きましたよ。
有名な甲斐犬さんだったのですね。そして甲斐ちゃんのご先祖さまでしたか。
情報ありがとうございます~。
遅くなってしまいましたが明けましておめでとうございます♪
今年も宜しくお願いします
科博、写真を見てるだけで楽しそうでワクワクしちゃいますね
菻ママも行きたくなりました♪
フィギュア、次回リベンジでハチ公ゲットして下さい
因みに、我が家には歴代犬が捕った熊や猪、鹿などの剥製が有ります(T_T)
剥製の部屋は、ちょっとした科学博物館になっています(;^_^A
>菻ママさま
明けましておめでとうございます!
こちらこそ、本年もどうぞよろしくお願いいたします♪
科博、当然ながらほかにもいろ~んな展示があるのですが、わたくし的にはこのあたりの展示が最大にしてほぼ唯一の目的だったんですよ。
「日本館」というところにあるのを知らなかったので、「地球館」の中をウロウロし、なかなか見つからなくてあきらめるところでした。あぶないあぶない。
菻ママさんのお宅には、猪や鹿の剥製が!? すすす・すごいですね~~。
軍団は、猟に出られるのですか?
剥製の部屋…迫力でしょうねぇ。ぜひお写真をブログで拝見させてください~~~★
甲斐犬関連のページをたどっていたらここに着きました。
秋田犬ハチの写真を見たら、四半世紀前に飼っていた秋田犬クマヨにそっくりで驚きました。色も白かったもので。最近はあの手の顔の秋田犬は少ないのか・・・
その秋田犬が1992年に他界して以降、1993年~2005年と2008年~、甲斐犬、甲斐犬と推移しております。
>岳さま
ご訪問ありがとうございます!
四半世紀前の秋田犬・クマヨさんは、ハチみたいなお顔だったのですね。
最近の秋田犬って
http://www.hachikoclub.com/
のページの写真みたいに、顔が横広がりに大きくて目や口などのパーツが真ん中に「ぎゅっ」って寄ってるお顔の子が多くないですか?
とはいえ、町で秋田を見かけることがあまりないため、私の勝手な思い込みかもしれないのですが(汗)
現在は甲斐犬を飼っていらっしゃるのですね。うらやましいです。
私は現在、準備中(?)なんです。環境を整えて、一日も早く、我が家に迎え入れたい…と、それを励みに頑張っています。
進捗を、この場で逐一報告していくつもり(笑)ですので、よかったらまた覗きにいらしてくださいね♪
科学博物館のフィギュア、もちろん玄関に飾ってあるんですよね?(にやり)
ハチ公は、なかなか当たらないんですね。
じゃ、わたくしめが、木彫りのハチ公を作って
お送りしましょう☆
え?サイズ?、それはもちろん実物大です。
くろいもちゃんが来るまで、玄関先にお飾りください~♪
>小虎ままさま
実物大の木彫りの秋田犬・・・。
うーんうーんうーん。
実物大の子犬ならまだしも。ですね。えーと。
わかった、こうしましょう。
作っていただいた木彫りの秋田犬を、わたくしがこっそり小虎ちゃんと取り替えて…(またその話題か>自分)
ええ~、また私の所に木彫りのハチ公が戻ってきちゃうんですか!?
小虎がいなくなるのはうれしいけど(悪魔)、それはどうかなぁ・・・。
そうそう、かれこれ15年前くらいに飼っていたうちの秋田(白)は、ハチと似た顔でした☆
私は昔の秋田の顔の方が好きだなぁ。
実は、甲斐犬を飼うときに、秋田の子犬も探したんですがなかなか昔の秋田の顔がいなくて、断念しちゃったのもあるんです。
私も不思議だなぁって思ってたんです。
誰か知っている人いないかなぁ。
>小虎ままさま
またまたぁ(*^-^*) ほんとは小虎ちゃんいなくなったら泣いちゃうくせいにぃ。
私は、昔の秋田犬の顔って、実際にはよくわからないんですよ。身近で飼ってる人がいなかったもので。ただ「とっても大きい犬」というくらいの認識しかありませんでした(なんておおざっぱなんだ)。
オトナになってから改めて秋田をじっくり見て、なかなか特徴的な顔をした犬だなぁって思ったんですよ。で、ハチ公の写真その他、昔の秋田を見たら「ん? なんか…顔が違う!?」って。
小虎ままさんは、昔の秋田がお好きなんですね。どこでどうなって、これだけの違いが出てきたんでしょうね。ほんと不思議。違う犬種みたいですもんね。
昔の顔した秋田は、今はもうなかなかみつからないのでしょうか。。。