2009 年 12 月 2 日
聞きわけがよくなってきました
昨日、やや(?)取り乱し加減の親ばか炸裂記事を書いたわたくしですが。ふふ。
冗談はともかく(冗談だったのか?)、最近の【元】は、なんだかとても良い子になってきた気がします。
もちろん、「問題行動」と呼べるものがないわけではありません。
おさんぽのときに、拾い食いにイノチかけちゃう、とか。
初対面の犬、ひどいときは昔いっしょに遊んだ子にさえも、突然、唸ったり吠えたりしちゃう、とか。
拾い食いに走るのは、ある程度しかたないかと思っています。今の食事量で【元】が満足するわけないし。気持ちはわかります、うん。おなかすくもんね(涙)
だからといって、さあ食え食え~♪とも言えないので(汗)。こればっかりは、リードを持つひとが細心の注意を払って阻止するしかないのかなと。
ほかの犬へのタイドについても。
本当は、本当は…。せめてもう少し、一歳過ぎくらいまでは、のほほ~んと、誰にでも「遊ぼうでち~♪」って行ってくれるような子だと嬉しいなぁと思っていたのですが。そうはなりませんでした。ちょっと寂しいけど。
でもまあ、【元】が成長してる証拠だから。これはこれとして受け入れて。これもまた、トラブルにつながらないよう、最大限の注意を払うことにして。
それ以外は…あんまり問題ないのかなぁ?と、思っています。
しつけに厳しい方から見れば、「こんなこともできないの?」「そんなことさせてちゃいけないんじゃないの?」みたいなことは、おそらく山のようにあるのでしょうけれど。
少なくとも私にとっては。「なかなか良い子」であります。
まず、要求鳴きが極端に減りました。
おなかがすいた、かまって欲しい、などの要求があるとき。
すぐには鳴かなくなりました。窓から室内を見つめ、ひたすら目で訴えます。極力ガマンします。
おなかがすいてどうにもならない、というようなとき、「つい鳴いてしまいました」っぽい感じで、鼻を鳴らすことはあります。でも、それが以前のように、だんだん大きくなっていくというようなことは、ほとんどなくなりました。
おさんぽの要求にしても。
以前、何度かイレギュラーで昼間さんぽに連れだしていたら、「昼間もおさんぽ行くでち~」と騒ぐようになってしまったことがありました。が、最近では、昼間のおさんぽはあくまでもイレギュラー、運がよければ行けるし、普通は行けない、と思ったようで。まったく要求しなくなりました。
おちっこもずいぶん長い間ガマンできるようになってきたので、通常は朝晩のおさんぽで特に問題ないようです。
もう少し小さい頃は、おなかを壊すことがよくあり、下痢Pコールで叫んでいたりしました。が、消化器官がオトナになってきたせいか、はたまた私が食事量の調整になれてきたせいか(?)、最近はとても調子がいいです。なので、近所迷惑なほど叫ぶということがなくなりました(そもそも下痢Pコールは、「問題行動」ではありませんが)。
2~3日前のこと。
でかけなくてはいけない用事がありました。庭を覗くと、【元】は寝ています。
よし、今のうちに…と、出かけるしたくを始めたところ、タイミング悪く【元】が目を覚まし。カーテンの隙間からこちらを覗いています。
あ、おきちゃった(×_×)
室内を覗いているということは、「おなかすいた」「あそんで」などの要求があるということで。ここで私がでかけてしまったら、後追い鳴きで大騒ぎかなぁ。
とりあえず窓をあけ、【元】に向かって「元ち、おかさんいってくるからね。【元】、おるすばんしててね。お・る・す・ば・ん」と言ってみました。
「おるすばん」という言葉、これまでに何度か使ったことがあります。ドライブしてて、出先で車の中に残したまま私たちが車を離れるとき。「おるすばんね、おるすばん」と言い聞かせていました。が、家でこの言葉を使うのは初めて。わかってくれるかなぁ?
【元】、表情を変えずにじっと私の顔を見ています。しまった、こりゃ、通じてないかも…?
ところが、窓を閉め、カーテンを閉めても、鼻を鳴らす声が聞こえません。玄関を出てドアを閉め、鍵をかけても大丈夫。なんと、そのまま私が歩き始めても、【元】の「ひんひん」は最後まで聞こえませんでした。
ああ、元ちん、「おるすばん」わかったの。えらいねぇ。いい子で待っててくれるの。おかさん、すごーく嬉しいよ。
でも…嬉しいんだけど。嬉しいんだけど。
一生懸命ガマンしてるんだなぁと思うと、それはそれで、なんだかちょっと悲しくなってしまったりもする私。ほろり。やっぱり親ばかかも。(「かも」じゃないだろうって?)
庭に面した窓。【元】を庭で飼っている以上、いつかは網戸をボロボロにされるに違いないと思っていました。
小さな頃の【元】には「網戸に飛びつく」という発想そのものがなかったようで、私の予想に反して、網戸はきちんとした形のまま、夏を越すことができました。
秋も深まってきた頃、ご飯の要求だったか何かで、【元】が突然、立ち上がって網戸に手を掛けたことがありました。【元】の爪が当たった部分、少しだけ編み目が広がってしまいましたよ。
あ~あ、とうとうやっちゃったね。このままボロボロにされちゃうかなぁ。まあ、しょうがないよね、こればっかりは。
ダメもとで、軽く網戸をたたきながら、「【元】、ここはダメ。イケナイ、だよ」と言ってみました。
それ以来、【元】、立ち上がって窓枠に手をつくことはありますが、網戸には触らなくなりました。一度で理解したようです。
甲斐犬には躾はいらないっていう人がいます。多分、こういうことなんでしょうね。改まって「躾!」ってやらなくても、日常生活の中で、飼い主の顔色や声色を見ながら、やっていいこととダメなことを確認する、という面があるのかもしれません。
白黒猫の【ちび】、相変わらず窓辺に【元】の様子を見に行っては、背中を丸め、「ぅ゛にゃ~~~っっ」と怖い声で威嚇鳴きをします(最近は、あまり「しゃーーーっ」とはいわなくなりました。窓越しの猫パンチも登場しません。さすがに【ちび】も、コイツ怒らせるとマズいかも…と思うようになったのでしょうか)
これをやられると【元】、応戦して低い声で「わんっ」と吠え、窓に体当たりをしていました。
まだ気温が高かった頃はサッシを開けた状態で、網戸だけにしておいたので。私、マッサオ。何か事故が起きてからでは遅いので、とりあえずサッシはいつも閉めておくようにしました。どきどきどき。
その後もたびたび繰り返される、【ちび】と【元】の、けんか腰ともいえる挨拶の応酬。
あるとき、【元】にガラス越しに体当たりされて【ちび】が逃げていくときに、【ちび】を叱りました。「イジワルするから【元】が怒るんだよ。嫌いなら覗きに行かない!」
喧嘩両成敗で、【元】にも注意を。「【元】、ちびくんだよ、ちびくん。先輩だよ。ワンって言わない!」
果たして、それからどうなったか…。
【ちび】は相変わらずです。窓辺に覗きに行っては、「ぅ゛にゃ~~~っっ」と叫びます。やっぱり通じなかったか(笑)。ま、猫ですからね。しょうがない。
【元】はといえば。吠えなくなりました。窓の向こうでお座りしたまま、【ちび】を眺めて平然としています。小さかった頃みたいに、しっぽブンブン振って遊んでくれるのを待つ、というようなことはなくなりましたが、もう怒ったりもしなくなりました。機嫌がよければ、軽くしっぽを振っていることもあるようです。
こんな風に。
なんだか最近、どんどん聞き分けがよくなってきている【元】です。
このままずっと、良い子でいってくれるのでしょうか。それともあるとき突然、反抗期が始まって、全然いうこときかなくなったりするのでしょうか。
楽しみなような、怖いような。
とりあえず今は、「良い子の元ち」を楽しみつつ、毎日らぶらぶ過ごそうと思っています。
みなさ~ん。おかさんは最近あまえんぼで、すぐに【元】を抱いてスリスリしてくるでち。
【元】、ほんとはちょっと迷惑。
Filed by ねこた at 11:02 AM under しつけ,仕草・行動,猫と,育ってます,親ばか
4 Comments
おや?甘えん坊は実はねこたさんの方だったのですねw!!! きゃはは!
元ちゃん、やっぱり甲斐ですね。自然と聞き分けの良い子になってる。フサッチさんちの蘭ちゃんも手がかからないみたいだし。オスだから多少差はあると思いますが、アキに関して言えば鳴いたり騒いだり壊したりせず本当に手のかからない子です。今はプチ介護で手がかかりますがこれはしょうがないし当然だと思っています。 甲斐でも凄く人なつっこい子犬はいますよ。お店には本当に人なつっこい子犬達がいてアキが一番無愛想だったw ワクチンが済んでいて即日持ち帰る事ができるのがたまたまアキだけだったのです。お店の方が檻から出して見せてくれたのですが、人間には無関心そうでヨチヨチ歩きのくせに飛んできた落ち葉に飛びかかっていましたw 大雑把な性格の私は無愛想だろうが全然気にせず連れて帰ってきましたw しばらくアキは私がどんな人物か用心深く観察していたようです。こういうところが甲斐らしいのかも。観察してあれこれ考えるってのがw
>アキママさん
【元】と私と、どちらが甘えているのか…。これについては、お互いの意見が分かれるところだと思います(笑)
【元】は、運動能力に関してはどう見ても甲斐っぽくないですし、見た感じもなんだかあんまり甲斐らしくないような気がするんですが。
犬を飼う前に、甲斐犬飼いの皆さんからお聞きしていた「自分で考える犬」「手間のかからない犬」という評価が、なんだかだんだんわかってきた気がします。
ほかに人なつこい甲斐がショップにいたにもかかわらず、「即日連れ帰り可能だから」という理由だけでアキちゃんに決めたアキママさん。なんだか、「らしい」話ですね(笑)。でも、結果的にすごくいい子に巡り会えて、よかったですね。アキちゃんにとっても、幸運だったと思う。
フサッチさんちの蘭ちゃんは…。最初から今までまったく手がかからなかった、というわけでもないみたい?
蘭ちゃんは、自分をすごくしっかり持っている子なので、反抗期はフサッチさんも少し苦労されたみたいな話が、以前、ブログに書かれていた気がします。あれ、ブログの記事じゃなくて、コメント返しで書かれていたんだったかな?
蘭ちゃんは、どえらい苦労しましたよ~!
タロが順調に手のかからない仔犬だったので、タロで失敗したことを踏まえて
蘭ちゃんには、私の思い通りの犬になって頂く予定だったんですけどね~
そこに性格の違いってやつを考えてなかったもんで、夜も寝られないくらい考えました。
何度、流血したことか(笑
今も躾関係の文章をみると問題行動だらけのお犬様ですよ。
でも、いいの~
私にとっては、とてつもなくいい犬だから~(●´艸`)
たくさん話しかけるっていうのがいい子への近道だと思います。
○○だから、○○してね。
理由を述べてやると理解してくれたりします。
今日はビール(飲み会)だから、帰るの遅いよ。ポコちゃん見ててね。と出かけるとゲージの前で見張ってるようです。
>フサッチさん
やはり犬によっていろいろなんですね。蘭ちゃんって、すごくしっかりした「自分の意思」がありそうな子ですもんね。人のいうことをすぐに理解してくれそうだけど、だからといって納得しなければ動かないんだろうなぁというイメージがあります。
流血事件も起こしましたか…。激しいなぁ。
男の子はよく聞きますが、女の子でもあるのですね。逆にタロさんの方が、流血シーンはなかったりして?
聞き分けがよくなってきました、なんて書いた直後ではあるのですが。
今日は【元】は、猫の【ちび】にも唸りましたし、禁断の網戸にも手を掛けました。ご飯が待てなくて要求鳴きもだんだん大きくなりました。
聞き分けがよくなってきたというのは私の勘違いで、最近たまたまこういうことをしなかった、というだけなのかもしれません(寂)
でも、負けずに一生懸命話しかけてみます。しくしく