2010 年 6 月 3 日
パラボラ生活は続きます
楽しい週末を過ごした【元】ですが、おうちでは相変わらず、パラボラ生活ですよ。
このパラボラ状態で突進してきて、顔なんかペロペロ舐められたりすると。私の首にパラボラの縁が押しつけられて、ギロチン状態になったりします。ぐえっ
【元】自身は、カラーに対するストレスというものを、もうそれほどには感じていないようです。
装着している最中も逃げたり嫌がったりせず、しっぽなんか振って、つけ終わるのをおとなしく待つようになりました。う~ん、いいこいいこ♪
とはいえ、相変わらず「カラーを含む自分の頭の大きさ」を理解していないようで、歩くときには、がっつんがっつんぶつかってますが(汗)
まあ、おさんぽ時にはカラーはずしてますし、家の中ではほとんど寝てばっかりなので、あんまり苦にならないのかもしれません。
響さんがお見舞いにきてくれました。
「大変だにゃ~・・・」
昨日、一昨日あたり、実は【元】のテンションがかなり低かったです。
いや、テンション揚がらないのはいつものことではあるのですが(汗)
おさんぽでも、いつになく立ち止まりが多く。うんPを済ませると帰りたがる感じです。
こういうときの判断は、本当に難しくて。普段テンションMAX!みたいな子が歩きたがらなければ、即、体調を疑うところですけれど。普段からこんな感じなので、ただのわがままなのか体調のせいなのか、ひじょーに悩みます。
火曜日に病院に行き、目の治り具合を診ていただきました。
「回復傾向にはありますが、回復の速度が遅いようです」と言われてしまいました。
【元】の右目の角膜、現在、こんな風に傷ついています。
茶色の部分が角膜だと思ってください。そして、下にある緑色の部分が、傷。
深くはないそうですが、割と広めの範囲で傷ついています。
通常、回復してくる場合は、この傷部分の周りから、どんどん角膜が広がってくる・・・つまり、傷が外側から小さくなってくるそうです。
回復の速度は個体差が大きく、早い子も遅い子もいるそうですが。【元】は、遅いんですって。
え~。ま、まだ若いのにぃ(涙)
こういう場合、今までの治療法を漫然と続けるのではなく、手法を変えて試していくのが常套手段なのだそうです。
じゃあ、どういう手法があるのか? 先生がいくつか説明してくださいました。
今まで使っていた目薬は、2種類。それを1日2~3回、点眼してました。この目薬の種類を少し増やしてみる方法がひとつ。
コンタクトレンズを使って、角膜を保護しつつ回復を待つ方法がひとつ。
そしてもうひとつは・・・。
この赤い線。なんだと思いますか?
傷の治りが遅い場合、注射針の先などを利用して、傷ついてる上から「さらに」「わざと」、格子状に傷をつけるんですってーーーーーー(汗)
いや、びっくりです。
改めて傷つけることによって、逆に回復を早める作用があるんだとか。それにしても・・・ねぇ。
この方法をとる場合、点眼の局所麻酔を利用するんですって。へーーーーー。全身麻酔じゃないんだ。
っていうか。
意識があって、目も見えてる状態で、「目に傷をつける」って!? うひゃ~~~~
よっぽど暴れて手がつけられない子の場合は全身麻酔になる「場合も」あるそうですが、通常は局所麻酔だけでOKなんだとか。
実際にはそうなのかもしれないけれど。話を聞いて想像する限りでは、なんというか、いやはや。あな恐ろしや。でございます。ソットーしそうなわたくし。
ほかにもいくつかの手法を説明されたような気もするのですが、この3つめの方法があまりにもインパクト強かったので、それ以降の説明が記憶に残っていませんでした。どきどきどき。
で。
今回、とりあえず「目薬の種類を増やす」方法でいくことになりました。ほっ
でもね。
普通の目薬ではなく。自分の血液を抜いて、その血清から作る目薬を使うことになったんですよ。傷の治りを早める効果があるとともに、自分の血液から作られたものなので、刺激がほとんどないんですって。
ただし、ナマモノなので扱いにはやや注意が必要で。必ず冷蔵保存した上で、一週間以内に使い切るように、とのことでした。
「自分の血液から作られたものなので、刺激がほとんどない」とはいうものの。冷蔵保存した冷たい目薬って、ある意味「刺激」だと思うんだけどなぁ。
ま、それはともかく。
目薬用に、採血していただきました。後ろ脚から。
けっこうとりました。50ccはあったんじゃないかしら(・_・;)
この血液をもとに、目薬を作っていただきましたよ。
それが、こちら。
じゃん!
せっせとつけているので、もうだいぶ量が減ったところの写真ですが。
【元】の、文字どおり、血と汗と涙の結晶です。
いや、犬は汗かかないから、ちょっと違うか(笑)
前にいただいた2種類の目薬とともに、この特製目薬を、毎日こまめにつけております。
が。しかし。
ここのところ、カラーをはずすと、いきなり目をこすろうとすることが増えました。痛いのか痒いのか、とにかく違和感めいっぱい、らしいです。
すぐに私の手でカバーして、目を擦らないようにするのですが、けっこうなチカラで抵抗してきます。よっぽど辛いようです。
最初にこの件で病院にかかったとき、消炎・鎮痛剤の内服薬を処方していただきました。が、【元】のおなかがややゆるい状態が続いていたりしたために、いったん、その薬を中断することに。
あれ、使っていたときはちょっと楽だったように思います。
幸い、この2~3日、おなかの調子が安定しています。今ならまた、あの薬、使えるかも? 先生に相談し、再度処方してもらいました。
で、今朝のごはんに混ぜて飲ませてみたところ。
今日の夕方のおさんぽは、快調でした!
ほとんど立ち止まりもなく、けっこうテンション高めに歩きとおし。ときには軽く駆け足にもなったりしてね。
私の出すコマンドにも、嬉々として従い、ほめれば笑顔も飛び出し。
げんげん元気な【元】でございました。
ああ、やっぱり、昨日・一昨日あたりのテンションの低さ。辛かったんだなぁ・・・。と、思いました。やや無理やり歩かせたりもして、かわいそうだったかな。
痛みとか違和感から解放されて、今日はなんだかゴキゲンになってしまったのでしょうか。
このまま、おなかが落ち着いてくれていれば、しばらく鎮痛剤を続けることが可能です。が、とにかく不安定な【元】のおなか、さて、どうなりますことやら。
っていうか、おなかもだけど、目も早く治って欲しいです・・・(涙)
Filed by ねこた at 10:56 PM under 健康
16 Comments
えらいね、元ち。
もうちょっと我慢してね。
おかさんも、元ちのふぁん倶楽部もお友達も、みんな応援してるぞーーー!!!
がんばれ!元ち!痒いのはあと少しで治るってことだよね。もう少しだよ!元ち。その目薬さして早くよくなるといいね。いやあ、しかしこんな治療法があるなんてビックリですね。勉強になりました。てか元ち、存外ひどかったんだね。辛かったねえ、よくがんばったよ^^
>モリコさん
ふぁん倶楽部…。【元】のふぁん倶楽部があるでち? 知らなかった。【元】、サインの練習しておかないとでち!
本当に、早くなんとかなってくれるといいのですが(涙)
見てるだけで、私まで目が痛くなりそうです。しくしく。
>テツのかあちゃんさん
ありがとうございます。本当に、早くよくなってくれることを祈っているのですが。
痒いのか痛いのか・・・イマイチわからないんですよね。目やにも涙も、相変わらず多いし、結膜も真っ赤に充血して。
なんか、ひどくなってるんじゃあ?という気がしなくもなくて(涙)
今朝のおさんぽでは、なぜかまた、うんPゆるくなっちゃいました。今日は消炎・鎮痛剤が使えない・・・(__;)
元ち、思ったよりも酷そうだね。
もっと早く治っても良さそうだもの。
お腹も緩くなっちゃうと、もっと可哀想だし、辛いね。
おかさんと、もうちょっと頑張るしかないねぇ。
>りゅうママさん
本当に、踏んだり蹴ったりって感じの日々です。しくしく。
一日の中でも、右目がぱっちり開いてるときもあれば、完全に閉じてしまって目やに満載、なんてこともあります。
日曜日は、割と調子よさそうだったんですけどね。1日だったけど、楽しい思いをさせてあげられてよかったー。
今月から、【元】のご飯とうんPの記録をつけ始めました。フード4種類をあれこれ取り混ぜて与えていたのを、まず1種類に絞って様子を見て。それでここのところ固めのうんPが続いていたので、これでしばらくいけるかな!?と浮かれていたのもつかの間。
まったく同じものしか与えてないのに、今朝またゆるくなりました。がっくり。
やっぱり、ご飯が原因なわけじゃあなくて、単にそういう体質ってことなのかなぁ。とりあえず今は、おなかゆるいと消炎・鎮痛剤が使えなくてかわいそうです(涙)
それってさ、それってさ、バンドエイドキズパワーパッド的な手法かな?
自分から出る汁で傷口を早く治すっていう…。(ちがう?)
ともあれ元ち、お大事に。
エリザベスちゃんには慣れたものの、やっぱりガンガンぶつかるんじゃかわいそうだもんね。
はずす時が来たら絶対動画とか撮っておいてね~。
どんだけ開放感味わうんだろ?その時はどんな顔するんだろ?
楽しみ~~。
元ちゃん、よく頑張っていますね。
もう少しの辛抱ですよ。
おかさんに甘えて、早くよくなってくださいね。
自分の血で作る目薬、驚きました。そんな治療法があるんですね。効き目がありそうです!
それよりも、わざと傷をつける!?治療法・・・怖すぎますよ。手の力がなくなってきました。
ねこたさんのお加減はいかがですか。
目もお腹も、早くよくなるように祈っています。
ガーン!!怖すぎです!
傷つけて治癒を促す!
自分の血液で目薬を作る!
今まで聞いたことがありません。本当なんですか?!
うーん、びっくりです。人間でもそんな話聞いたことないですよね...
泣きそうです!
私、疑り深いので、私なら、即セカンドオピニオンに走ってしまいます。
一日も早い、元ちの回復を祈ります。
>コテツおかんさん
にゃ・にゃるほど…。あれと同じなんですかね? 確かにあれも、自分の体液(ただし、怪我した部分そのものの浸出液?)を使って治しますよね。
どの体液を使うかの違いはあっても、根本的には同じものなのかもしれないですね。
ところで。
えーとえーと。カラーはね、毎日つけたりはずしたりしてるですよ。ややこしい書き方でごめんなさい。おさんぽのときは、はずしてます。これつけてると、うまく歩けないの。地面に「がっがっが」て擦ってしまって、そのうち、スナップがはずれちゃいます(汗)
あと、家にいるときでも、目薬タイムにははずします。つけたままだと、うまく目薬させないんですよ。
てなわけで、「長期間着けっぱなしのカラーをはずす瞬間の元ち」動画をお届けできませんが、逆に、「こんなうっとうしいものをかぶせられて、パチンパチンとスナップ止められている最中でもしっぽを振る、健気な元ち」動画なんか撮ってみようかなぁ。。。
>トム*ナツキさん
なんかね…よ~く見ると、薬品やライトのチカラを借りなくても、肉眼で見えるんですよ、角膜の傷。なかなか小さくならないみたいです。しくしく
傷をつけて治癒力を高める方法、なんかオソロシゲですよね。ほかの部分ならまだしも(?)、目ですよ、目!
信じられない話を聞いた気分です。あーこわいこわい(汗)
>お竜のBOSSさん
自分の血液で目薬を作るというのは、人間でもとられている手法だそうですよ。
傷を付けて治癒力を高めるのも、多分、同じじゃないかな…。
ここの先生はね、いくつか治療方法を説明してくれた上で、「現時点では、自分はこの方法がいいかと思います」という方向を示して、なおかつ飼い主の同意をとってから治療に入るんですよ。なので、「よくなりませんね、じゃあ傷つけてみましょう」てな流れにはならなさそうです。
自己血清目薬で治りが早まらないようであれば、ほかの先生にセカンドオピニオンいただいてみるのもいいかもしれませんね。。。
早く治ってくれないかなぁ(涙)
目を傷つけて直すのは、私もその方法をとらなかったと思います。
怖いですね。少し回復が遅くても、安全策を取りたいですね。
早く目が治り、腹の調子が良ければ、一緒に沢山散歩ができるので
早く良くなってね。 玄チ!
>疾風パパさん
ありがとうございます。本当に、早くよくなって欲しいのですが・・・。
相変わらずおなかの調子が安定しなくて、消炎・鎮痛剤を使えない日が続いています。でも、その割には今日はなんだか、目を気にすることがあまりなくなってきたようです。このまま、穏やかにおさまってくれると嬉しいなぁと思っています。
角膜の傷自体は、まだ肉眼でもはっきり見えるんですけどね。
あっそうでした。装着時もおとなしくなったってちゃんと書いてあるのに、
元ちのパラボラ姿があまりにもインパクト強すぎてすっかり忘れてしまいました。すみません~。
>コテツおかんさん
「装着時」っていうと、首の周りにこれがついてる間中しっぽ振ってるみたいな読み方もできちゃいますよね。ややこしくてごめんなさーい(汗)
パラボラ姿、きっとコテツくんたちもそうだったと思うのですが、飼い主的にはかなりインパクトありますよね? なんかすごーく不自由そうで、かわいそう。
うちはそろそろ2週間たつので、犬も人もだいぶ慣れましたが。初日は、胸がつぶれそうな思いをいたしました(←ばか)