2010 年 6 月 28 日
起こされました
なんだかいろんなことがあって、すっかりくたびれ果てていた私たち。
昨日は23時前には、寝室に引き上げてしまいました。
5時に起きるとして、今日は6時間は寝られるかも。ラッキー★
夜中の1時。
突然、けたたましい犬の悲鳴が、近所中に響き渡りました。
ま・まさか、この声は・・・!?
ねぼけた頭で、必死に耳を澄ませます。
あ。
【元】だっ!!
切羽詰まったような大声です。鳴き続けています。
きゃ~~~~っ(大汗)
先日の惨状が、頭をよぎります。
こ、これは、緊急コール!?
かなり必死の鳴き方。
今日は室内ケージではなく、庭につないで寝かせているけれど。それでもやっぱり、犬にしてみれば、庭はあくまでも「おうち」です。汚したくないに決まってる。
慌てて飛び起きました。
パジャマのまま階段を駆け下りて、庭に面した部屋へ。
「元ちん、どした!?」
窓をあけて声をかけると、必死で飛びついてきます。ああ、やっぱり緊急コールか。
「ちょっと待ってて!」
声をかけて、いったん2階にあがり、下だけジーンズに着替えます。上はパジャマのまま。
夜中なんだし、かまうもんか。どうせ誰にも会わないよ。
それよりとにかく、【元】の急場を救わなくては。こないだみたいなかわいそうなことには、絶対させないからね!
おさんぽバッグとリードをひっつかみ、庭に降りました。
【元】、狂喜して飛びついてきます。
うん、わかったわかった。おかさん、がんばったよ。急いで仕度してきたよ。元ちん、よくがまんしたね。さあ、行こうっ!
裏庭から通路を抜け、玄関前を通り過ぎ、いざ道路へ・・・
ん?
【元】、足を止めます。玄関前に座り込み。
え?(・_・;)
ドアの前に座り込み。ドアを見つめて、さあ、開けろと。
・・・・・。なに!?
頭の中が、白くなりました。
熟睡していたところから、いきなり飛び起きて行動したせいでしょうか。なんだかクラクラしてきました。心なしか、心臓もドキドキするような。
げ・元ちゃん・・・(__;)
ドアの前に座り込んだまま、困った顔で私を見る【元】。
元ちぃ。今のはなんだったの? ごめん、おかさんわかんないよ。
寂しいからという理由で夜中に騒いだことなんか、ほとんどなかった【元】。まだ生後2ヶ月半に満たない頃、初めて外で夜を過ごさせた日に、こんな感じで騒いだかなぁ。
でも、それ以外には、緊急コールのときだってここまでの騒ぎ方はしなかった(はず)。
なんでしょう?
大した理由もなく、こんな騒ぎを起こす子ではない。と信じたい私。
わかってあげたいけど。わかってあげたいんだけど。でもごめん、元ちん、やっぱりおかさん、わかんないよ(涙)
しばらくそのまま時間を過ごし。
「【元】、戻ろう」
と声をかけると、意外にもスナオについてきました。
裏庭に戻り、リードからワイヤーにつなぎ替えます。【元】、鳴きません。軽くしっぽを振っています。
う~~~~~~~~ん。
窓下のステップに私が座ると、立ち上がって私のひざに両前足をかけ、立ち上がる【元】。
お顔ぺろぺろしてくれます。
そうかぁ、【元】、ぺろぺろしてくれるの。ありがと。でもやっぱり、おかさん、【元】がどうしたいのかわからないよ。
途方にくれて【元】の顔を見ると。
【元】、視線をふっと落としました。
私の膝から前足をおろし。そのまま、肩を落として小屋の中へ。
最後に一度、小さく「ひん」と鼻を鳴らしたかと思うと、丸くなって寝てしまいます。
あ・あれ・・・?(汗)
小屋の中を覗き込んでみると、目はあいています。
なんだか、うつろな目。なんというか、すっかり諦めたような。
手を伸ばしてからだに触っても、しっぽをパタリとも動かしません。
「おかさんには、どうせわかってもらえないでち・・・」
う(大汗)
そ、そうだけどぉ。確かにわかってあげられなかったけど。
でもでもでも。こんなに頑張って、大急ぎで起きてきたのに。
緊急コールじゃないってわかってからも、しばらくつきあってあげたのに。
そんな言い方、ないんじゃない?
きみの大好きなおとさんは、きみの悲鳴にも気づかずに、熟睡してるよ~!?
ふぅ・・・。
犬相手にケンカ売っても始まらないので、やめとこ。
本当に、いったいナンだったのでしょうか。
実は今日。いや、もう昨日か。
家族だった猫が1匹、虹の橋を渡って、行ってしまいました。茶とら猫のゆ~ちゃくくん、16歳半。
朝9時前に息を引き取り、午後には火葬してきました。
ひょっとして。
あの子が会いにきたのかな。さよならって、言いに来たのかな。
【元】は教えてくれたのかな。
もしかしたら、そういうことだった?
・・・そんなわけないかな。
そう思うのは、人間側の勝手な感傷で、犬にはそんなこと、まったく関係ないのかもしれません。
【元】には【元】なりの、本当に切羽詰まって訴えたい「何か」があったのかもしれない。
でもやっぱり、それを読み取ることはできないんだな。はぁ(ため息)
【元】は、あれからもう、すっかり静かになって。丸くなったままです。
このまま、私が寝室に引き上げても、大丈夫なんでしょうか。
なんだか、しとしと雨が降っています。
明日の朝も、雨のおさんぽかなぁ。
おやすみなさい。
Filed by ねこた at 2:11 AM under 仕草・行動
18 Comments
きっとネコさんが会いに来たですよ^^元ちもびっくりして、おかさんを呼んだけど、よく考えたら、そういうことだったと理解したですよ^^動物ならみんなわかります^^良いお話だと思いましょう^^きっとそうだから。
ママさん、元ち、うちの中で寝かせたら?ゲージに入れて入り口を開けてく、おとなしいと思う。淋しいのもあるかな?わからないけど。
ホント言葉が喋れないから、必死で理解しようとするけど、時々ナニを言いたいのかわからない。悲しくて泣きたくなりますね。
>テツのかあちゃんさん
そうかなぁ。猫が会いにきたですかね。そうだったのかなぁ。
【元】ね、家の中は暑くてイヤだから外にいたいって、自分で言ったんですよ。
家の中でフリーにはしておけない事情がありまして…凶暴猫がいるので。前は猫が威嚇するだけで【元】はしっぽふってたから、だんだん慣れるかなと思っていたら、オトナになるにつれ、どんどん険悪になってきちゃいました(汗)
というわけで、目を離してるときにこのふたりがバッティングするとまずいので。
庭で寝るかケージで寝るか、どちらか、ということになってしまいます。
ほんと、理解したいから一生懸命考えるのですが、結局さっぱりわからない、ということ、ありますよね。相手の訴えが必死であればあるほど、なんとかしてわかってあげたいと思うのですが。
その挙げ句、「もーいい。おかさんになんかどうせわかんないでち」って暗い目をして横向かれちゃうと、がっくり。です(涙)
ゆ〜ちゃくくんのご冥福をお祈りします。
きっと会いにきて元ちに見つかったんだね(^^)
いつもお家の中でしか会わないから
お庭で会ってビックリしたんでしょう。
>ねこさん
ありがとうございます。
「おかさん、ゆ~ちゃんが庭に出てるでち!!」って?
そうだったのかな(^^;)
庭に出てるどころか、お空にのぼっていってしまったんだけどね(笑)
ゆ〜ちゃくくんの冥福をお祈りいたします。
ねこたさん御家族もおつかれさまでした。
うちのお局(某Kさん)だったら、そーゆーダマシをよくやるので頭をぽかっとこづいておしまいですが・・・。
元ちはそんな悪い子じゃないですし、なんだったのでしょうねぇ???
『元が叫んだらおかさんがとんでくる非常時訓練でち。訓練成功のお祝いをおうちの中でするでち』だったのかな???
ゆ〜ちゃくくんの冥福をお祈りいたします。ねこたさん色々と重なってしまって心身ともに大変ですね。疲れから体調を崩さないように無理しないでくださいね。
元ちゃん、警戒吠えではないのですよね。だとしたら何だろう。お腹すいた?怖い夢でも見た?不安になった?
犬のアレルギーで思い出したけれど、近所にアレルギーで全身がかゆくなるラブがいて、徹底的に調査したらドッグフードに入ってる沢山の原材料がダメで、話を聞いていたらこのラブは何も食べれないのでは?と思うほどでしたが、確かアレルギー犬専用のラム肉のフードで落ち着いていたような気がします。その時は皮膚ばボロボロになったラブを見て「ええっ?こんなに酷いアレルギーって犬でもあるんだぁ。」って思ったけれど専用のフードがあるって事は結構沢山いるのかもしれませんね。そういえばそのワンも血液検査して何がダメなのか分かったって言っていたような気がします。その結果「ラム以外の肉は全部ダメ」だったとか。
『おかさんおかさん!!早く来てでち!!!』
って来てみたら、
『ただ呼んでみただけでち』
ってヤツですか?元ち??
ところで下痢Pの具合はいかがでございますか?
裏の砂利道で野良猫の足音がした、に一票。
>Suzukaさん
ありがとうございます。ゆ~ちゃくの妹が一昨年、父親が去年、先に行って待ってるはずですので。きっと、寂しがらずに過ごしているだろうと思います。
某Kさん、夜中の大騒ぎすること、ありますか?
Kさ~ん、あんまりやると狼少年になってしまって、ほんとに緊急のとき、おかーさん信じてくれなくなっちゃうよ~
【元】のは、本当になんだったんでしょうね。私、訓練されちゃったの?(笑)
「成功のお祝いをおうちの中でするって言ってるのに、わからないおかさんだなぁでち!」でご立腹なのでしょうか(汗)
実は、朝の散歩のときにもまだヘソを曲げていたようで、私の顔、ひたすら見ませんでした。「おかさんにはもう、何を言っても無駄でち」ってカンジだった・・・。がーん
>アキママさん
ありがとうございます。
ゆ~ちゃくは、木曜日に「なんだか元気ないな」って思って金曜日に受診し、いってしまったのが日曜日ですので。看病疲れする間もないくらいだったんですよ。
【元】の夜鳴き。「おなかがすいていた」というのは、実はちょっと思い当たるフシがあります。
ゆうべのご飯はいつもと全く同じ量ではあったのですが。
今朝のおさんぽ、あまり家を出たがらず。無理やり連れだしたら、ひたすら下ばっかり見て、拾い食いの機会を狙っていました。そして公園内で、オヤツパパママがいつも集っている広場を見たら、強硬にそちらに向かおうとしました。
そして、無理やり連れて帰って朝ご飯にしたら、いつもより3割増しくらいでがっついていた…ような気がします。
低アレルゲンフードといわれるものって、「この物質に対するアレルギーを持つ子が少ない」という原料を使ってるんだと思うんですよ。ラム肉ってアレルギー出にくいみたいだから、肉にはラムを、そしてその他の材料も同じようにアレルギー出にくいものを使って作っているのでしょうね。
でも、ラムはアレルギーが出にくいからといって、すべての子がラムアレルギーを持っていないかというと、そういうわけではないので…
おさんぽ仲間のママさんに、私が「これだけおなかが弱いのって、もしかしたらアレルギーもあるかもしれないしね」と言ったところ、「低アレルゲンのやつに変えてみれば?」とアドバイスしてくれました。でも、そこで使われている原材料すべてにアレルギーを持っていないとは言い切れないので。やっぱり検査の結果が出てからでないと、フード変える気にもなれないなぁ…と。
アキママのご近所のラブちゃん、今は落ち着いたのですね。よかったー
皮膚のかいかいは、本わんも周りも、けっこう辛いですもんね。
>コテツおかんさん
「呼んだだけ~」とかではないみたいです。なんか、明らかに「おかさんにはもう、何を言っても無駄でち」ってカンジだった(涙)
朝のおさんぽでも、すっかり諦めた目をして、私の方を絶対みないの(汗)
ほんっと失礼しちゃいます。
「悲鳴に気づいて飛んできたくせになんにもわかってくれないおかさん」と、「悲鳴に気づきもせずに寝こけていたおとさん」では、おとさんの方が好きなんですって~。ふ~んだっ。
下痢Pはですね、相変わらずです。よくなったり悪くなったり。ここ2~3日は、調子いいです。でも、もう喜ぶ気にもなれない(涙) 近いうちに、またくるに違いない!とか思ってしまって。疑心暗鬼。
・・・・・たいてい、またホントにくるんですけどね(泣)
>ぱんださん
そう、あの猫を追うときの悲鳴に近い声を考えると、そのセンも捨てがたいな…と、実は私も思いました。
でもでもでも。うちの近く、ノラ猫いっぱいなのに。そんなんで毎回この騒ぎをされたら、近所迷惑でここにいられなくなるよ~(汗)
途中まで「元ちゃん怖い夢見たのねきっと~うちのオレンジ坊やも拾ってきたばかりの頃そうだったもん^^」とか思いながら読んでたのですが、、、
思わず涙が、、、
16年半も一緒に暮らした大事な家族。
ねこたさんと旦那さまのもとで過ごせて、
ゆうちゃくくん幸せだった事でしょうね。
ご冥福を心からお祈りします。
>ゆめのさん
ありがとうございます。
ゆ~ちゃくはなんだか変な子で、子どもの頃から、ビニール類が大好物でした(え)
スーパーのレジ袋なんかをそこら辺に転がしておこうものなら、いつの間にかかぎつけてきて、くちゃくちゃくちゃ・・・。噛んでるだけかと思いきや、必ずかじりとって飲み込んでしまうので、うかつにビニール類は出しておけませんでした。
その変な癖が高じて、玄関にあったぱんだくんのサンダルの底のゴムをかじって飲み込んでしまい、開腹騒ぎになったことも。
術前の通院、手術、入院、退院後の通院もろもろで、ヘタな血統書つき猫の価格より高くつきまして。我が家で一番高級な猫だ、というのが、当時の私たちのヒトツバナシでございました。
昨日の夜、月曜日の朝ゴミに出すために段ボールを束ねていて。ビニール紐でくくって、「ゆ~ちゃくが届かないような場所におかなくては…」と思い、それから「ああ、もうビニール紐をくっちゃうやつは、うちにはいなかったんだった」と思い出したのでした。
ゆ~ちゃく君のご冥福をお祈りします。
暑くなって身体がだるい時期に、何かと重なってしまいましたね。
おかさんにはわからないでち。。。って、そりゃあ、辛いねぇ。
わかるように伝えてよー。って、言いたいね。
ところで、どーして元ちは、おとさんが好きなんでしょう。
牡は男性が好きって話もありますが、銀ちゃんや山徒は、家の中でも女性好きですね^^
>りゅうママさん
ありがとうございます。
年齢的に不足はないような気もしますが、母猫(18歳)がまだ元気でいるので…ゆ~ちゃくにも、もう少し頑張って欲しかったです。
【元】ね、夜更けの大騒ぎの後の夜の散歩でも、徹底して私と目を合わせませんでした。何が不満なんだ?
あれだけ大騒ぎして、最後に「どうせわかんないでち」って言われたら、ほんと、脱力。とほほです。
朝ご飯食べたら機嫌なおったけど(笑)
おとさん好きなのは、なんででしょうかね? 私も不思議。
おとさん本人は「俺はおいしいとこだけ持ってく『おやつおじさん』だから」と言ってます。
【元】がすごーくちっちゃい頃は、毎日ご飯を食べさせてお散歩させてる私にばっかり来てたのに。
このままだと、ぱんだくんに向かって「このひとしらない人でち。がるるるぅっ」ってなったら困っちゃうな、なんて心配してたのに。(←この頃の私は、知らない人に対する【元】のびびりぶりを見て、「将来、噛み犬になっちゃうかも!?」と、根拠のない恐怖心を抱いてました)
一緒におさんぽしてるときに、おとさんに隠れてもらって【元】に探させ、みつかったら激ほめ! とか、おとさんに先に行ってもらって、【元】をせかして追いつき、おいついたら激ほめ! とか。
家でも、ぱんだくんがいるときは「ご飯」「おやつ」はぱんだくんからあげてもらう、とか。
「おとさん」と「嬉しい記憶」を結びつけるように演出したのは確かですが。でも、まさかここまでになってしまうとは(悲)
いや、でも多分、私が変な小細工しなくても、「からだが大きい」「足が速い」というだけで、おとさんは【元】にとって「信頼できるひと」になったのかもしれません。
ゆ~ちゃくくんのご冥福をお祈りいたします。
長い間、一緒に暮らした家族がいなくなるのは、本当に辛いことだと思います。
お疲れがでませんように、ゆっくりなさってくださいね。
元ちゃん、おかさんを困らせないでね。
その後、お腹の具合と、夜中の悲鳴はいかがですか。
どちらも、落ち着いてくれるといいですねぇ。
>トム*ナツキさん
ありがとうございます。
この蒸し暑さ、高齢のからだにはこたえたのだと思います。
あちらで妹と父親に再会して、楽しく過ごせているといいのですけれど。
【元】の夜鳴きは、昨日は大丈夫でした。多分…。私が熟睡していて気づかなかっただけで、実は近所にものすごく迷惑かけてたらどうしましょう(汗)