2008年11月16日
で、甲斐犬?
というわけで、犬種を決めるんだという大義名分(?)のもと、週末にはそれまで以上にドッグランに通いつめ、金網にへばりつくようになった私。
中型犬・中型犬、と・・・。
あ、コーギーだ。あれかわいいよね、大好き。でも最近、あそこで駆け回ってるようなボーダーコリーもお気に入りなんだよなぁ…と、楽しくも悩ましい日々が続きます。
そんなとき。
ある日、ふと思い出したのは、実家で同居していた、今は亡き祖父の言葉でした。
「この山梨には、甲斐犬というすごい犬がいるんだよ。猟能に秀で、一生、一人の主人にしか仕えないといわれてる」
特に犬好きというわけでもなかった祖父が、子供だった私になぜいきなりそんな話をしたのでしょうか。どうもその前後の状況が思い出せませんが、単なる「地元びいき」の話のひとつだったかもしれません。
突然そんな祖父の話を思い出し、そういえばそんな種類の犬もいたなぁ…と、軽い気持ちでネット情報を検索してみると。
やはり、甲斐犬の一般的な特徴として「一代一主」を挙げているところがとても多かったです。「飼い主以外には決して心を許さない」とか。
とはいえ、実際に飼っていらっしゃる方のブログを拝見すると、そうでもなさそうな情報も多く。フレンドリーっぽい子もけっこういるみたい? ま、これはこれでちょっとほほえましいし(笑)
これは…と思ったのが、「無駄吠えが少ない」という記述。
我が家は住宅密集地の一画です。年がら年中吠えてばっかりいるような犬では、飼うのが難しくなってしまいます。
その昔、集合住宅に住んでいた友人が無駄吠えの多い犬を飼っていて、最後にはかわいそうなことになってしまった例も見ているので。この条件はハズせない、と思っていたところでした。
もうひとつ、ポイント高かったのは「暑さ寒さに強く、外飼いがしやすい」という点でした。
うちには猫がいるので、犬は外飼い必須です。極端に暑さや寒さに弱い犬は無理。
夏は確かに暑いから、つなぐ場所を考慮したり、涼しくなる工夫をしたり…というのは当然必要にはなるでしょうけれど。基本的には日本の気候を受け入れてくれる体質の犬でないと・・・。
となるとやっぱり、日本犬(当然ですが、甲斐犬を含みます)?!
甲斐犬に関しては、ほかにも面白い特徴がいくつも挙がっていました。
跳躍力がずば抜けている、歩くときに足音がしない、というような特徴から、アメリカでは甲斐犬は「Japanese Ninja-dog」と呼ばれている、とか。
「命令に従うだけでなく、自分で考えて行動することのできる犬」だとか。「納得いかないことに対してはとても頑固に拒否し、おやつなどにもつられない」とか。
なんだか妙に人間チックな面もあったりもして、情報を集めれば集めるほど、どんどん惹かれていきます。
なんか…。
甲斐犬、いいよね、うん。
そして私は、急速に「甲斐犬」に傾いていったのでありました♪
Filed by ねこた at 9:40 pm under 犬あそび
3 Comments
そういえば、有名な獣医さんが言う事には、
「日本で外飼いできるのは、中型犬以上の日本犬のみ」だそうです。
やっぱり洋犬は可哀想なのかしら~??
でもドーベルマンもいいし、ボーダーもいいなぁ。
・・・え? お前は甲斐犬飼ってるだろ?って?
てへへ。時には洋犬もステキに見えるのです(^-^)
甲斐犬は良いですよ〜♪
犬の良いところと、猫の良いところを持っている不思議な犬です。
冬の寒さはへいちゃらですが、夏の暑さはさすがにきついようです。
最近の夏は暑すぎますものね。
>小虎ままさま
日本犬って、種類少ないですもんね。たくさんの犬種の中から「好きな犬種」を複数挙げたら、当然、洋犬もいっぱい入りますよね~♪
ボーダー、いいですよね。私も大好きです。
中型犬以上の日本犬…ということは。柴犬も外飼いNGなんでしょうかね。
昔の日本で、犬を室内飼いしていた家庭がどれだけあるんだろう…と思うと、ちょっと不思議な気はしますが。
>suzukaさま
そうそう、お話うかがってると、甲斐犬って「犬だけど猫っぽい」ですよね?
私、「甲斐犬は盆地の犬だから、暑さも寒さもへっちゃらなはず!」と思っていた時期があったのですが。よくよく考えたら、甲斐犬のふるさと芦安あたりは、寒さは厳しいけど夏はちょっと涼しそうですもんね。
夏場はちゃんと考えてあげないと、確かにかわいそうですね。。。
私は寒さがとても苦手なのですが、日本犬を飼ってらっしゃる方(その方は四国犬のオーナーさんでした)が、「この子が来てから、冬が好きになりました」とおっしゃっているのを聞いて、私も少しは冬が平気になるかなぁ(*^^*)と、楽しみにしております。