2010 年 1 月 12 日
冷たい雨に
今日は私、友達とランチの約束をしていました。
家を出る前に、例によって「【元】、おるすばんしててね」と言い聞かせたところ。
それまで、窓の下に置いてあるステップの上でお昼寝していたのに、ムクッと起き上がりました。
そして、つまんなそうな顔で、小屋に引っ込みました…。
もしかして。
「おるすばん」って言葉を、「小屋に入りなさい」という命令だと思ってる!?
「おるすばん」がちゃんと理解できていると思っていたのは、ひょっとしたら、私の勘違いかもしれません(汗)
まあ、とりあえず。
今日のおるすばんは、少し長くなりそう。
なので、とくべつ。骨ガムを齧らせておくことにしました。
小屋から呼び戻し、ガムを渡します。ゲンコツがひとつ取れただけの、まだ長いガム。
こんな長いガムをもらったのは久~~しぶりな【元】。信じられないような顔で(笑)受取り、小屋の隣に持っていって、大事そうに齧り始めます。
うんうん、おいちーの。よかったね、【元】。大事に食べるんだよ、そう、ゆっくりね。
改めて「おるすばんね」と言い聞かせて、家を出る私。
友達が、車で迎えに来てくれることになっていたので、待ち合わせ場所に急ぎます。
すると、彼女から携帯にメールが。
「いま家を出ます。着いたら連絡するし、寒いから家にいてね」
そうかあ、じゃあ、お言葉に甘えて家で待たせてもらっちゃおかな。今日は本当に、すごーく寒いし。
いったん帰宅し、パソ部屋のカーテンを開けて【元】の様子をそっと眺めます。
あ、食べてる食べてる(^^) 骨ガム、まだ、大事そーーーーーーに食べてる(笑)
窓を少し開け、「元ちゃん、ガムおいしいね」と声をかけたところ。
【元】、大事に持っていた骨ガムを、大慌てで齧り始めました。
前回はゲンコツひとつ分だけだったので、ほとんど丸呑みしてしまいましたが、今回は長いのでさすがにそういうわけにもいかず。とにかく焦って、なんとか早く齧ってしまおうと必死でした。
元ちゃん・・・。何度もいうけど、おかさん、とらないから、それ(涙)
そうこうするうちに、友達から「着いたよ~」の連絡が入り。
私も、急いで家を出たわけですが…。
か・え・り・が~~~~。
遅くなりました(汗)
ずいぶん遅くなりました~(__;)
いつもなら、おさんぽから帰って、もうひといきついているくらいの時間です。
ついつい話がはずんで、時間を忘れました…。うぅ。げんげん、ごめんっ! ほんっとごめん!!
おまけに、雨まで降っています。
小屋の中に入ってくれていれば濡れずにすむはずなんですが。なぜか【元】は、雨の日に外に出てきて、勝手に濡れて悲しそうな顔をしていることがよくあります。
まずい・・・。【元】、大騒ぎしてないかしら。どきどきどき。
友達が車で家の前まで送ってくれました。車のドアをそっと開けて耳をすますと…。
あ、とりあえず鳴いてないみたいだ。ほっ
でもきっと、玄関のドアの音がしたとたん、大声で叫ぶんだろうなぁ。とほほ
が。
今日は、玄関のドアが開くのを待たず、私が車から地面に降りたくらいのタイミングで
きゅわんきゅわんきゅわんきゅわ~~~~~~~~~~んっ ひんひんきゅわ~~~んっ!!
うわっ やっぱり(>_<)
慌てて家の中に駆け込みます。
いつもなら【元】、私が部屋から庭に顔を出す頃には、叫ぶのをやめるのですけれど(だから私、騒ぎを起こしたことを叱るタイミングを逃してしまいます)
今日は、なぜか叫び続けます。なんだろう?
窓を開けて、「こら【元】。いけないっ!」と声をかけますが、【元】の姿がない・・・。
あれれ?
繋留したワイヤーを視線でたどると。家の横へ、窓から見えない側へ続いています。ん?
庭用サンダルをつっかけて降り、覗き込んでみたらば。
エアコン室外機の上で、こちらにおしりを向けて仁王立ちになっている【元】が。
どうやら【元】、どこかのタイミングで室外機に跳びのってしまったらしく。
ワイヤーの長さの関係で向こう側に飛び降りることはできません。なおかつ、室外機のおいてある場所自体がとても狭いため、Uターンは不可。つまりこちら側にも飛び降りることができなくなっていて。
立ち往生。
ってやつですか(・_・;)
い・いつからここにいたんだろう…。
ずっと雨に濡れてたのでしょうか。自慢のダブルコートも、しっとり濡れています。きゃー。
驚いて抱きおろし、濡れた被毛をタオルで拭いていると、【元】、開いた窓から室内に飛び込もうとします。
ちょちょ、ちょっと待った元ち。おうち入る前に、とりあえずちょこっとだけでも、おさんぽ行こうよ。おちっことうんPしないと。ね、すぐ帰ってこよう。
リードをつけて歩きだそうとすると、悲しそうな声でひんひん鳴きます。
わかったわかった。元ち、かわいそうだったね。おかさん悪かったよ、ほんとごめん。でもトイレだけ、しに行こ。ね。
なんとかオヤツで釣って、近所をひと回り。長々とおちっこは済ませましたが、うんPは出ませんでした。
それでも、一周したらもう動きません。何がなんでもおうちに帰るんだと頑張ります。
いつから雨にうたれていたのかはサダカではありませんが、それにしても、芯まで冷えてしまっていたのでしょう。
さすがにかわいそうなので、おさんぽ中断。家に帰りました。
もう一度、タオルで被毛をよく拭き取り、すぐに室内に上げてファンヒーターをつけました。
なんとか暖まってくると、【元】、部屋の隅っこ、ケージと本棚の狭い隙間に無理やり入り込み、うずくまります。
うわ。もしかして、すねてる…?(汗)
何度か呼ぶと、やっと出てきました。
抱き寄せて「寒かったねぇ、ごめんごめん。【元】はいい子で待っててくれたんだよね。おかさん悪かったよ。ごめん」と声をかけ。
やっとなんとか、機嫌が直ったようで、私のひざに顔をうずめてきます。やれやれ。
【元】にとっては、本当に本当に、「長いおるすばん」だったことでしょう。風邪などひかないといいのですが。
室外機に乗ってしまったことは一度もなかったので、私も油断してました。何か対策を考えねば。
それとも【元】自身が、もう室外機はコリゴリだと、乗らなくなるでしょうか。
夕ご飯を済ませ、暖かい部屋の中でぐっすりこんの【元】です。
Filed by ねこた at 11:48 PM under 仕草・行動
2 Comments
そういう経験も必要なんだよ>元ちゃん(爆)
よもぎは末娘に「学校から帰ったら 見てて」と
頼んでおいたのに 帰宅後すぐにまた出掛けて
しまいーの 息子もバイトに行きーのので
真っ暗なリビングのケージの中で留守番して
おりましたm(__)m
ワシが帰宅したら半狂乱で喜んでたけど
まぁ たまにはそういう思いをさせるのもいいかと
厳しいかーちゃんなのであった(笑)
>えるぞおくん
昨日はどもー。
そう、実は「遅くなったこと」に関しては、「ちょっとかわいそうだけど、まあたまにはこういうこともあるって知っておいてもらった方がいいかー」くらいの気持ちはあったですよ。
でもさすがに、身動き取れない状態であの雨にずっと濡れ続けていたのは、不憫だった・・・。
これに懲りて、もう室外機に乗ろうなんて思わなくなってくれるといいのですがぁ。