甲斐犬との出会いは

 

甲斐犬が欲しい! と思って、まず私がしたことは・・・

展覧会の見学でした。
どこかのサイトで、「犬を知るには展覧会に行ってみよう」というような文章を読んだのが、きっかけだったと思います。
でも、犬の展覧会なんか行ったことないし。
どこでどうやったら情報が手に入るんだろう?

まだ、甲斐犬愛護会と日本犬保存会の区別もつかなかった頃でした。
闇雲にネットで検索を重ね、たどりついたのが「ナリナリ家の宝箱」でした。

 

ブログには、展覧会が間近に迫っているというのに、出陳犬の蓮くん、右横腹にハートのハゲができてしまった、という話題がアップされていました。

その記事を頼りに、その展覧会の開催場所やら開催時間やらを探して、やっとたどりついたのが、藤沢での展覧会でした。
私にとって、初めての日本犬展覧会。
2008年9月7日のことでした。

会場では、たくさんの数の日本犬に、ただただ圧倒されました。
でも、甲斐犬はあんまり見あたらない・・・。
広い会場をふらふら歩き回ると、一画になにやら黒い犬たちが固まっているのが見えました。
あれは、もしかして甲斐犬かなぁ?
さりげなく近づいて(今思うと、全然「さりげなく」なかったわけですが・・・ 汗)観察してみたところ。
なんと、その中の一頭。ひときわ大きなそのワンコさん。右横腹に「ハートのハゲ」があるではないですか!

あ。この子、もしかして…。
「あの。この子、蓮くん、ですか? ブログに載ってましたよね?」
思い切って声をかけたところ、ナリママさんが明るい声で
「あら~。蓮、よかったねぇ。蓮のこと、知ってる人がきてくれたよ!」

そばでナリパパさんもにこにこ笑って
「よかったら、触ってみますか?」

 

私の甲斐犬との出会いは、こんな感じでした。
生まれて初めてなでさせてもらった甲斐犬は、蓮くんだったんです。

それから、ナリナリ家のストーカーと化した私たち。次々と展覧会場にお邪魔して、ナリナリ家の皆さんにいろんなことを教えていただきました。
たくさんの甲斐犬仲間の皆さんを紹介していただきました。

そしてそして。
【元】との出会いも、ナリパパさんが作ってくださいました。

すべては、蓮くんの「ハートのハゲ」のおかげでした。

 

優しくって大きくって、とってもいい子だった蓮くん。
「ほっかむり」が板についていた蓮くん。
突然の病に倒れ、ずっと頑張ってきた蓮くん。
今日。亡くなったという連絡を、いただきました。

小康状態を保っているとばかり思っていたので。突然のことに、言葉もありませんでした。

 

蓮くんのおかげで、【元】が今、ここにいます。
蓮くんのおかげで知り合った方々から、犬の育て方その他について、たくさんのアドバイスをいただきました。

すべては、蓮くんの「ハートのハゲ」から始まりました。

 

蓮くん、私ね。あの日、「右橫腹にハートのハゲのある甲斐犬」を探せて、本当によかったよ。
今思えば、蓮くんのあのハゲは、ハートじゃなくて、「天使の羽」だったのかもしれないね。

おやすみ、蓮くん。
闘病を続けた8ヶ月間、辛かったね。でも、パパやママやお姉ちゃんたちの愛情をめいっぱい感じることができる、とびきり幸せな時間でもあったね。

3連休の初日にいってしまったのは、パパやママがおうちにいられる日を選んだのかな。「ありがとう。おやすみ」って、ちゃんと言いたかったんだよね。

頑張ったね、蓮くん。えらかったね。いい子だったね。
どうもありがとう。大好きだったよ。

 


 

10 Responses to “甲斐犬との出会いは”

  1. 3月 21st, 2010 | 8:34 AM

    なんと言葉にしてよいかわからないけど・・・
    そうやってねこたさんに声をかけて頂き、蓮くんのパパとママはとっても嬉しかったと
    思います。
    私自身、HPをやっていたときほんとに普通に散歩してて「もしかして・・」と声を
    かけられたとき「あ-・・こうやって見てくれてる人がいるんだ」と思うと嬉しかったです。
    しかも、ねこたさんは甲斐犬を飼っているんですもの!
    蓮くんだって嬉しいに決まっています。

    私がブログとして再開したのは今の私の生活が落ち着いたというのもあるけれど
    やっぱりやまもとさんが可愛くて。。そしてなによりやまもとさんを見て「四国犬を飼いたい!犬を飼いたい!」って思ってほしいという思いもあります。

    蓮くん、ねこたさんに元ちを出会わせてくれてありがとう。
    天国で私の先代のりゅうと仲良くしてやってね。

  2. 3月 21st, 2010 | 8:44 PM

    >yoshiさん

    ありがとうございます。
    アキちゃんに蓮くん。私の大好きな方の愛犬が、立て続けに虹の橋に行ってしまいました。
    本当に、なんというかもう…言葉にしようがない感じです。

    蓮くんね、まだ4歳だったんですよ。
    牡の甲斐犬なんて、飼い主以外は触れないものだと思っていた私でしたが。ナリナリ家の皆さんは「来て見て触って 我が家の甲斐犬!」をモットーとしてる方々で。蓮くんも、とてもフレンドリーに接してくれました。
    なんだ、甲斐犬、怖くないんじゃん? って思った。
    ほかの牡犬に対してはガウガウだったけど、同居先輩犬の甲斐くんのことはちゃんと立てて、「ナリナリ家の末っ子」という立場をきちんと守る、とてもいい子でした。

    yoshiさんも、四国犬の魅力を皆さんに広めたいという思いを持っていらっしゃるのですね。
    私も、【元】がいなかったらペットショップにやまもとさん買いに走っちゃったかもしれません。え、売ってないの?(汗)

  3. ナリアネ
    3月 21st, 2010 | 11:11 PM

    こんなに素敵な日記にしていただいて、どうもありがとうございます。
    蓮も、ねこたさんにこんなに思ってもらって、とても嬉しかったと思います。
    いまごろ、小さくなった頭でお空を走っていることでしょう。

    yoshi様、蓮はりゅうちゃんがいてくれて、心強い限りです。
    1匹だと不安な子でしたから(^_^.)
    暖かいコメントをどうもありがとうございます。

  4. 3月 22nd, 2010 | 6:24 AM

    >ナリアネちゃん

    コメントありがとう。
    蓮くんは、私にとってはいろんな意味で「とくべつ」な犬でした。

    ご家族の皆様、本当に手厚い看護でしたね。蓮くん、幸せ者だぁ。。。
    「れん」のアップリケのある介護ベスト、私のお気に入りでした。

    あちらには、私の猫たちもたくさんいます。一緒に遊んでもらえるといいな。

  5. 3月 22nd, 2010 | 11:19 PM

    ね、ね、ね、ねこたさん!大変申し訳ありませんでした!
    メッセージちゃんと届いてました!
    「あなたのぶろぐにコメントが届きました」にまぎれて「あなたのブログにメッセージが届きました」を見落としゴミ箱行き…。さっき救出したものの後の祭り。
    ヤギさん郵便のヤギか!!

  6. 3月 23rd, 2010 | 12:06 AM

    ねこたさん・・・

    このお話を聞けて、良かったです。
    でも本当、何て声をかけたらいいのか・・・正直、分かりません。

    蓮君は、本当に天使のハゲを持っていたんですね。
    ハートとハートを繋ぐ、人と人を繋ぐ、天使のハゲだと思います。
    いや、ハゲなんかじゃないかもしれないですね。
    立派な立派な、天使としてのシルシだったんですよね。

    ねこたさんのブログを読みながら、涙が出てしまいました。
    どうか蓮くんが安らかで眠れた事を、
    そして、蓮君のご家族様の今後の事を、
    祈りたいと思います。

  7. トム*ナツキ
    3月 23rd, 2010 | 1:35 AM

    蓮君、8ヶ月間頑張ったのですね。
    蓮君自身も、見守られたご家族の方も
    辛くて心が痛くなる時間だったと思います。
    別れは、本当につらいです。
    ねこたさんと、元ちゃんをハートで繋げた蓮君。
    本当の天使になったのですね。
    心よりご冥福をお祈りいたいます。

  8. 3月 23rd, 2010 | 10:12 AM

    >コテツおかんさん

    いやいやいや。とんでもないです。
    競技会前のお忙しいときに、しかも時間的にかなりギリギリの時点で、のんきなご質問メッセージなんか送ってしまって、ご迷惑だったかも?と、心配してましたー。気がつかれなかったなら、その方が…(笑)
    ヤギさんによろしくお伝えください(違)

  9. 3月 23rd, 2010 | 10:16 AM

    >ALICEさん

    いつかは必ず別れなくてはいけない日がくるとはわかっているものの。
    やはり身近でこういうお話を聞くと、辛いですね。
    逆よりはずっといい。世話をする人間が先に死んでしまうより、この方がずっといい。とは思うんですけどね。

    蓮くんは最後に、ご家族の手厚い看護を受けて、毎日毎日暖かく見守られながら。本当に愛情いっぱいの幸せな日々を過ごせたと思います。それが何よりの救いです。
    【元】に何かあったとき、私はここまでできるだろうか、と、いつも思っていました。
    本当に素敵なご家族なんですよ。

  10. 3月 23rd, 2010 | 11:09 AM

    >トム*ナツキさん

    そうですね。辛くて、でも幸せな8ヶ月だったと思います。
    同居犬3頭の中で一番からだが大きかったのですが、先輩犬をきちんと立てることのできる子でした。でも、最後の8ヶ月は、家族に思う存分甘えられて、病院の先生たちにもかわいがられて、嬉しいこともいっぱいだったんじゃないかと。それが何よりの救いです。

    そうですね、蓮くんは天使になったかも。甲斐犬としてはかなり大きくて、一時は25kgまでいったそうなのです。その大きなからだで、今はお空を身軽に駆け回っているのでしょうね。